【食育×絵本】専門家が選ぶ!魚がもっと好きになる絵本

1:なぜ“魚の絵本”なのか
子どもにとって「魚」は、ちょっとハードルが高い食材のひとつ。
におい、骨、見た目、調理法――
「なんとなく苦手」「触るのもイヤ!」という声もよく聞きます。でも本当は、魚ってとっても魅力的で、命のしくみを学べる“食育”の宝庫なんです。
魚を「知る」ことが、好きになる第一歩
大人にとって当たり前の「お刺身」や「焼き魚」も、子どもには未知の世界。
見た目や食べ方のイメージがつかないからこそ、
まずは「魚ってなに?」を知るところから始めてみませんか?
絵本はその“最初の出会い”をやさしくサポートしてくれます。
実際の食体験にもつながる
たとえば――
・絵本で出てきた魚をスーパーで探してみる
・「このお魚、お刺身で食べられるんだね」
・「あの場面みたいに一緒に焼いてみようか!」
絵本の世界が、日常の“実体験”とつながることで、
子どもたちはより深く食材に親しみ、食べる意欲を持てるようになります。
魚が苦手な子にもおすすめ
魚が苦手な子も、「食べる」ことから離れた本の世界として魚と出会うことで、
自然と親しみが生まれやすくなります。
“知る・感じる・味わう”――
すべての入口が詰まっているのが「魚の絵本」です。
このあと、魚に親しむためのおすすめ絵本を【年齢別】にご紹介します。
ぜひお子さんにぴったりの一冊を見つけてくださいね。
2:年齢別おすすめ絵本リスト|魚と海の世界を楽しむ絵本
魚や海の世界を好きになるきっかけは、「たのしい!」「きれい!」という心の動きから。
ここでは、子どもの年齢に合わせて、魚や海への興味を育む絵本をご紹介します。
【0〜2歳】海の世界に出会う “はじめの一歩”
『にじいろの さかな 0歳の本』
絵:マーカス・フィスター/講談社
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赤ちゃんから楽しめる魚の絵本。
美しいキラキラのウロコが目を引き、手でページをめくる感覚も楽しい!
五感で“海の不思議”にふれる体験ができます。
【2〜3歳】見て・探して・発見する楽しさを
『チリメンモンスターをさがせ!』
監修:きしわだ自然資料館/偕成社
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ちりめんの中に混ざっている不思議な“ちいさな生き物”を探す絵本。
エビ、カニ、タコの赤ちゃん…読んだらきっと、ちりめんじゃこをじっと見たくなります!
『さかなのかたち』
作:なかのひろみ・まつざわせいじ/アリス館
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魚を「食べ物」としてではなく、形・色・動きの面白さとして見る視点がユニーク。
「幾何」にも通じる感覚で、図形好きな子にも響きます。
【3〜5歳】海の命と“食べること”をつなげる絵本
『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』
文:おかだだいすけ/岩崎書店
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お寿司になる魚たちが、どんな風に海で生きていたのか?
魚の命に思いをはせながら、「食べる」ことの意味に近づけます。
『おさかないちば』
作:加藤休ミ/講談社
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大迫力の色鉛筆画で、市場のエネルギーと魚たちの姿を体感できる一冊。
スーパーに並ぶ前の魚たちの“本当の姿”がわかります。
『うみのほん』
作:まつざわせいじ/文化出版局
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魚だけでなく、プランクトンや光合成、海の食物連鎖まで描かれた知的な絵本。
楽しく読みながら、命のつながりへの理解が自然と育ちます。
【仕掛け絵本で深めたい】大きくなってからも楽しめる
『オセアノ号、海へ!』
作:アヌック・ボワロベール&ルイ・リゴー/アノニマ・スタジオ
👉 https://amzn.to/4dYQ8RV
ページをめくるたびに立ち上がる海の世界!
ゴミ問題や珊瑚の美しさ、生態系の繊細さまで、美しく伝えてくれる仕掛け絵本です。
🎣 絵本を読んだら「実体験」へ!
魚をテーマにした絵本は、“読み終わったあと”が本番。
- 「この魚、スーパーで探してみようか?」
- 「今日のちりめんじゃこ、モンスターいるかな?」
- 「今度、お寿司屋さんでこの魚を食べてみようか!」
そんな声かけから、日常の“食育”体験が自然にスタートします。
私たちのオンラインコミュニティ【親子料理部】では、
季節の食材をテーマに、絵本や実体験を通じて、親子で食育を楽しむヒントをお届けしています。
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🐟 まとめ
魚は、ちょっと苦手…?
そんな子どもたちにも、絵本はやさしい入り口になります。
見る・知る・感じる・食べてみる。
そのすべてが、命を感じる“食育”の一歩。お気に入りの一冊が、今日の食卓を変えるかもしれません。
さあ、魚の絵本から、たのしい食の旅をはじめましょう!